
People 04
取引先と社内の調整役に徹し、
win-winの関係を構築する。
S.M
プロダクト営業本部/営業職
2019年入社
Profile
大学時代の専攻は国際経営学。日本企業の海外展開について学ぶ中で、メーカーが経済を牽引している現状を知り、この業界で活躍したいと考えたS。中でも、通信機器という社会に必要不可欠なインフラを取り扱い、開発から販売まで国内で一貫体制を敷いているナカヨに引かれた。
Work
現在の仕事と大切にしていること
顧客、社内、そして部下。
傾聴力を武器に、
交渉・調整力を磨く。
入社以来、大手企業を対象とするOEM製品(ビジネスホン)の営業を担うプロダクト営業本部に属するS。新製品開発や既存製品の機能向上に向け、取引先から要望をヒアリングし、それを可能な限り実現するため社内の関係各部門との調整活動、製品リリース時には取引先と協力しての販促活動、その後の生産調整などが主な仕事だ。取引先の要望と自社ブランドも展開する社内、双方の声を根気強く聞き取って、着地点を見つけお互いにwin-winの関係に導くために走り続けてきた。ある程度の自信が生まれた頃、Sは新入社員の指導役となった。自分自身を標準として考え、つい自分の意見を押し付けがちになっていることに気付き、改めて相手の立場になって考え耳を傾けるという傾聴力の大切さを意識し、日々の業務に向き合っている。

Growth
自分を成長させてくれたこと
業務の先読みを重ねて
準備万端に段取りを進める。
Sは、業務遂行に対しては元来前倒し主義を貫いてきた。取引先との交渉・調整においては、自分が用意した資料が十分でなかったり、少しでも誤りがあったりしたら、相手に突っ込まれ、迷惑をかける。それを避けるために、常に先の先を読み、準備を万全に進める習慣が身に付いた。交渉の展開を先読みし、あらかじめ先の先まで資料を用意、抜かりなく準備するのだ。これを繰り返すうちに仕事の段取りを効率的に進める力が自分の武器となった。「課題分析力というか、“先回り力”とでも言えばいいのでしょうか。これが自分の原動力となっています」とSは力強く語る。

Future
今後の自分のキャリア像
コミュニケーション力を
磨き、取引先との
交渉・調整の
中心的存在になる
取引先との交渉はチームで進めるのが基本。取引先の交渉相手は課長職以上であることがほとんどだ。いまはまだ自分が交渉チームの中心的存在とは言えない。Sが目指すのは、社内外から頼りにされ、いずれは交渉・調整を自らが中心となって牽引できるような存在となること。「いろいろな立場の人の考え方ややり方を吸収して、取引先と首尾よく調整を図るためのコミュニケーション・スキルを鍛え、業務全体を俯瞰し柔軟に対応する力、社内他部署の課題・意図を把握していく力なども磨いていきたい」とSは意欲的に将来を見据えている。

Connect

ナカヨで「つながる」
顧客と社内をつなげ
目標達成に導く。
一言で言うと、取引先と社内関連部署との間をつなぎ、調整を図ることがプロダクト営業本部の役回り。ある意味、両者の板挟みとなることも少なくないが、双方が納得し、うまくいくよう苦心惨憺する。その結果、お互いwin-winに業務が遂行できたときの喜びは大きい。もちろん、この難しい調整役、当初から流れるように進められたわけではない。知識が不足する中、取引先の話に付いていくのがやっとというレベルからスタートし、社内のさまざまな立場の人に聞き取り、少しずつ場面場面の動き方を把握し、調整役として機能できるようになってきたという努力の積み重ねがある。知識と課題分析力に裏打ちされた調整役という任務を、Sはこれからも担い続けていく使命感を持っている。