
People 02
経験とともに発想力を鍛え、
設計と製造の掛け橋になる。
T.R
生産技術部/技術職
2020年入社
Profile
大学時代、軽音楽サークルでロックバンドを組みベースを担当。大学時代に培った人間関係を大切にしたいと思い、群馬・埼玉周辺で就職活動を展開した。ビジネスホンとしての歴史はもちろん、IoTや無線機器等、さまざまな製品開発に力を入れていることにも将来性を感じた。
Work
現在の仕事と大切にしていること
プロジェクトの
構想段階で課題発見、
フィードバックにつなげる。
Tは生産技術部で、工程設定業務に携わっている。設計が開発した製品を、製造部門が安全かつスムーズに量産するために、作業順序や必要設備などの生産システムを検討・具現化する仕事だ。この仕事の遂行は容易ではなく、何よりも経験値が求められる。先輩の指導の下、トライ&エラーを繰り返す中から、徐々に知識と経験値を蓄え、プロジェクトにおける自分の占める割合を高めていく。そんな中で自分が手がけた生産ラインが実際に問題なく動いている様子を見ることが一番のやりがい。業務上大切にしているのは、プロジェクトの初期段階において設計上の課題を見抜き、設計部門にフィードバックすること。実際に製造がスタートしてからでは、コスト的にも影響が大き過ぎるからだ。

Growth
自分を成長させてくれたこと
日々の積み重ねを糧に、
多様な発想・視点を
身に付ける。
当然のことながら製品が異なれば、工程設定も異なる。全く同じ工程は存在しないといっていいだろう。だから、ルーティンワークと呼べるようなものはなく、案件ごとに異なる発想や視点が求められるのだ。一つの視点にこだわっていたら、ミスにつながってしまうこともある。Tは一つ一つのプロジェクトに誠実に向き合っていくうちに、さまざまな角度から俯瞰する視点が自然と身に付いていくことを実感している。「特定のプロジェクトの成功によって、自分が一つ上のステージに上がったと言えるようなターニングポイントはない。一つ一つ着実にこなしているうちに、後から振り返ってみると力が向上しているなと実感できる」とTは言う。そういう意味でも経験値に左右される部分が大きい仕事だ。

Future
今後の自分のキャリア像
あと一歩に迫った
独り立ちを実現し、
プロフェッショナルを
目指す。
入社以来、必死で今の業務に食いついてきたT。入社以来、指導役の先輩とともにチームを組んで仕事をしてきたが、経験値が重要な工程設計業務で、徐々に自分の関わる度合いを増やし、完全な独り立ちまでもう一歩というところまで到達した。「将来的に、特に管理職としてキャリアを築きたいという欲はいまのところないんですよ。任せられる仕事も増えつつあり責任を感じる場面も増えてきたが、まだ先輩に頼る部分もある。まずは、完全な独り立ちを目指したい。その後は、プロフェッショナルとしてスキルを磨いていくことが目標」とTは、独り立ち後を見据えている。

Connect

ナカヨで「つながる」
設計と製造をつなぎ、
効率的・安定的な
生産ラインを構築する。
工程設定業務は、設計と製造をつなぐ仕事。設計部門が開発した図面に息を吹き込み、実際の量産ラインを考案して製造部門の円滑な生産をお膳立てする。開発した製品が、うまく生産できるかどうか、工程設定部門の力量次第と言っても過言ではないだろう。また、部門間だけではなく生産技術部においても工程設定は、Tが担当する本体工程のほかに、基板工程、設備工程、部品工程など大きく4つに分かれ、相互に連携しながら仕事を進める。それだけではない。工程設定では、過去の失敗事例から学ぶことも必要となる。過去の事例を研究し、失敗した理由を現在のプロジェクトに生かす。そういった意味では、過去と現在をつなぐ仕事でもある。