高性能雷防護装置 サンダーカットハイブリッド NYC 750U/NYC 1500U

日本の落雷・被害について
雷による被害額とその影響
落雷による年間被害額は1,000億円〜2,000億円と推定されています。(電気学会技術報告第902号, 2002年)
※出典:JLPA(日本雷保護システム工業会)
近年はIoTインフラの普及に伴い、雷被害は単なる修理費用にとどまりません。
システム停止や事業の中断、セキュリティ機能の停止、さらにはデータ消失といった深刻な二次被害にまで拡大しています。
雷対策を怠ることは、企業の経済的損失だけでなく、信頼性や事業継続性にも大きなリスクをもたらします。
日本の落雷データと近年の傾向
従来、日本では関東甲信越より南西側の地域で落雷日数が多い傾向にありました。
しかし近年の観測データによると、落雷は特定の地域に限定されず、日本全土で広域化する傾向が見られています。
この変化は、気候変動や大気環境の影響によるものと考えられており、今後はこれまで比較的落雷が少なかった地域でも注意が必要です。

1991〜2020年の30年間平均
※出典:気象庁 https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder1-1.html

2024年 全国の年間落雷日数
※出典:フランクリン・ジャパン https://www.franklinjapan.jp/raiburari/data/2012/
雷防護装置とは
雷防護装置とは、電子機器を落雷や雷サージの影響から保護するためのシステムです。大きく分けて以下の2種類があります。
- ・外部雷防護システム:建物や設備に直接落雷することを防ぐ仕組み
- ・内部雷防護システム:配線や機器に侵入する雷サージから電子機器を守る仕組み
本製品は内部雷防護システムに分類され、特にサージ防護デバイス(SPD)が重要な役割を担っています。SPDは雷サージによる一時的な過電圧を抑制し、サーバー、通信機器、制御装置などの重要機器を保護します。
雷被害が増加傾向にある現代において、雷防護装置はIoT機器やネットワーク機器の安定稼働に欠かせない対策といえます。
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