Videw.com（ビデウドットコム） 導入事例

─導入の背景、経緯等についてお聞かせください。

時代と共に管轄エリアの指導体制を見直したことがきっかけでした。
以前は、支部で指導員を雇用し、管轄市内のタクシー乗り場の乗客誘導（ポーターサービス）や、タクシープール、路上でのルールやマナーに関する指導・注意を行っておりました。
しかし、指導員の高齢化や人件費の高騰により年々維持が困難となり、現在は、監視カメラシステムへの移行を進めています。

現在、16の駅において、規模に応じて2台〜20台の監視カメラを設置しています。
特に、駅のタクシー乗降場をモニタリングするカメラは、京葉支部でリアルタイムに確認しており、渋滞緩和や利用者の待ち時間短縮、防犯対策に大きく役立っております。
具体的には、台風や事故などで電車等の公共交通機関が停まってしまい、タクシー乗り場に長い行列ができて何時間もお客様が待つような状況になった場合、各タクシーに駅に向かうよう指示を出すなどの判断が、ナカヨのネット回線を通じた防犯カメラによって可能になりました。

さらに、録画映像は時として警察機関へ捜査協力として提供されており、犯罪捜査、未然抑止にも活用されております。
また、災害時には市区町村やラジオ局などとも連携し、帰宅困難者の状況把握や災害対応にも利用されております。

─導入効果についてはいかがでしょうか？

監視カメラシステムには、ナカヨの「Videw.com」プロバイダーを採用しています。
ネットワークカメラは、特に通信トラフィックが非常に大きいシステムとなりますが、通信速度は安定しており、途切れるなどの不具合もなく快適に運用出来ております。
^{※お客様個人の感想となります。通信速度はベストエフォート方式のため、当社は接続速度の保証を致しません。}

契約開始から約10年程度経過し、現在は固定IP回線を22回線利用しています。ナカヨのコールセンターとは直接やり取りを行っており、対応は迅速かつ丁寧です。
また、アカウント発行も非常にスムーズで、負担を感じることはありません。

料金については、他社と定期的に比較しておりますが、これまで常に低価格を維持しています。固定IP回線の安定運用を重視している為、乗り換えを検討する必要は今までありませんでした。

─今後の展望、ご要望等についてお聞かせください。

現在、タクシー業界では、従来の「経験と勘」に頼った営業スタイルから、タクシー配車アプリを活用し、お客様からの依頼に応じてピンポイントで迎えに行くスタイルへと変化し始めています。この変化により、勤務歴の浅いドライバーでも効率的に営業できるようになり、より稼ぎやすい環境が整いました。

また、業務休憩中の隙間時間での外出に柔軟な対応が可能なことから、育児や家庭事情に左右されやすい女性ドライバーの増加も進んでいます。

タクシー協会としても、少子高齢化により公共交通機関としてのタクシードライバーの担い手が減少する中、タクシー業界の「ライフワークバランスの取りやすさ」や「生涯役立つ資格」などのメリットを、定期的な合同就職説明会を通じて求職者の皆さまに引き続きお伝えしていきたいと考えています。

モニタリングシステム図、京葉支部キャラクター、他オフィス内写真

取材日：2025年10月