どこでもでんわ 導入事例
テレビ・ラジオなどの各種メディア広告をはじめ、イベント企画、WEBサイト制作など、幅広いプロモーションサービスを提供している総合広告代理店である株式会社香輪社(こうりんしゃ)様 本社に、NYC-Xシリーズ新機能「どこでもでんわ」を導入していただきました。

- 会社名:株式会社香輪社
- 所在地:石川県金沢市竪町45-2
- 導入時期:2025年5月
- 導入システム:どこでもでんわ(NYC-X)
- 構成機器:IPテレフォニーシステムNYC-X:1式
多機能電話機:1台
コードレス電話機(Lタイプ):3台
NS-R01(シモールネオ)電話機:1台
どこでもでんわ用アプリ2 (ET-MFTAPA2):13台分
スマートフォン(スマホ内線) 13台利用(iPhone/Android混在) - 販売店:シーアンドティ北陸株式会社
- URL:https://colimsha.co.jp/
株式会社香輪社は、石川県金沢市にて創業43周年を迎える総合広告代理店になります。
広告・イベント・WEB制作を中心に幅広いサービスを展開しながら、事業課題をお客様と一緒に考え、最適な解決策を導き出すスタイルを大切にしています。各業種の専門家をスタッフで揃えテレビCMから印刷物1枚まで対応できるワンストップ体制も強みのひとつです。
また40周年の際に掲げた「どうしよう?をこうしよう!に」というメッセージには、お客様・パートナー・スタッフが一つの船に乗り、共に考え、共に進むという創業以来大事にしてきた想いが込められています。
これからも北陸エリアで培った長年の経験とネットワークを活かしつつ、個性豊かなスタッフ方が多様なアイデアでお客様の課題にアプローチし続ける企業様です。
人と人、人と企業、人と地域をつなぐ“結びつき”を大切に、これからも「私たちの見つめる先にはいつも人がいます」という想いを胸に、柔軟で楽しい広告づくりを続けていく、株式会社香輪社様 新本社にナカヨのNYC-X新機能「どこでもでんわ」を採用頂きました。
今回は、株式会社香輪社 新本社にお邪魔し、導入担当者であるマーケティング事業部の岩本様にお話を伺ってまいりました。
─導入の背景、経緯等についてお聞かせください。
事業所の移転に伴い、以前から気になっていたむき出しの配線を隠せるようにOAフロアを採用、さらに営業部門のエリアはスタッフ間のコミュニケーション促進のためテーブルを固定しないフリーアドレス制にしました。そのため配線が気になる固定電話を最低限にしたいと考えて相談を重ねてきました。
ただ、代表電話宛に電話を掛けるお客様は新規案件や緊急のケースがほとんどなうえ、営業担当者が日中は外出しており社内に居ないことも多く、折り返しがちな対応も気がかりになっていました。
配線の目立たないスッキリとしたOAフロアです。
─導入の決め手(選定理由・条件)がありましたら教えてください。
なにより操作が難しくないことが前提条件でした。難しいシステムは使いこなせれば利便性が高いのかもしれませんが、社内の浸透に時間も要し手間もかかると思い、シンプルで単純な設計の機能が良いと考えていました。
コロナ禍ではオフィスの縮小化も視野に入れ、音声ガイダンスによりお客様を担当者へ転送する機能も考えました。
ただ現在の社会状況も踏まえると、固定回線にかかってきた電話を折り返し対応するこれまでの対応よりも、即座に営業担当へ繋がる方がお客様をお待たせする状況も減り顧客満足度を高められると判断し、どこでもでんわの「スマートフォンでオフィスにかかってきた着信を直接応答できる」仕組みを採用しました。
─導入効果についてはいかがでしょうか?
どこでもでんわの機能がまさに当社の業態にFIXしたと感じています。
それもコロナ禍で固定電話に掛かってきた電話を全件折り返す経験をしたこともあり、社内に居なければ電話をとれないという不便がなくなりました。
外出先から営業担当が掛かってきた電話番号を確認しながら受けられるというメリットもあり、社内で折り返しの対応をしていたスタッフの工数も減らせ作業効率にも繋がっています。
なにより、代表電話番号で電話を掛けるために会社に帰社しているスタッフも目に見えて減ったと実感しています。
また、産休を取得予定のスタッフが通常より固定電話への入電が多い業務を担当しているので、産休・育休明けのスキームとして、復帰後半年間は出社せず完全在宅勤務を予定しています。この際、オフィスに出社しなくてもオフィスに居るのと変わらないように電話ができる、どこでもでんわの「オフィスの電話番号で発信・オフィスにかかってきた着信を受ける」や「録音メッセージの確認」機能が非常に役立つと感じています。
ただ、パケットの使用状況については、いずれ導入前と比較検証を実施しようと考えています。
掛かってきた電話に対しては無意識で対応するので気にはならないですが、スタッフが電話を掛ける際はどこでもでんわアプリの起動を忘れてキャリアから掛けてしまうこともたびたびあり、今後の改良としてアプリの操作をより少なく使えるようにしてほしいと思っています。
加えて、若い世代は携帯電話のメモ機能を使用しているので、会話内容が自動文字おこしになる機能が備わればいいと思っています。
たっぷりの太陽光とグリーンの優しい雰囲気がする応接室でお話を伺いました。
─今後の展望、ご要望等についてお聞かせください。
計画はまだ先になりますが現状終業後に掛かってきた電話を全件転送を行い対応していますが、将来的には「本日は営業終了しました」のアナウンスに変更することで終業後のみなし残業を抑制しようと考えています。
これも会社の将来を見据え、働き方改革の波に乗らなければいけないとの判断によります。
現代では、在宅勤務をはじめとする多様な労働環境が想定されます。当社は、コロナ禍で得た教訓を踏まえ、どのような状況下でも一定水準を満たすサービス環境と労働環境を提供していきたいと考えています。
そのため、今回の社内環境の進化を一度きりで終わらせるのではなく、今後も継続的に改善を進めてまいります。
取材日:2025年10月